縞状鉄鉱床以外の鉄鉱床
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 08:50 UTC 版)
「縞状鉄鉱床」の記事における「縞状鉄鉱床以外の鉄鉱床」の解説
縞状鉄鉱床より新しい(小規模な)堆積性鉄鉱床として鉄鉱層がある。これはフランスのロレーヌ地方やイギリスのエディンバラ、ニューカッスル、カーディフ周辺に分布しており、厚さ数cmから数mの層が数十kmの範囲に広がっている。鉄鉱層の生成年代は縞状鉄鉱床より新しく、古生代から中生代で、当時の陸地周辺の浅海に堆積したと考えられ、頁岩・砂岩・石灰岩などと一緒に産出する。地上の岩石が風化し、岩石に含まれていた鉄成分が海に運ばれて堆積したことが成因とされている。鉄鉱層には不純物としてリンが含まれており(P2O5として1~3%程度)、鋼として使用する際にはリンを除去する工程が必要である。
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