練習用掲示板(junk.test)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/20 18:45 UTC 版)
「アスキーネット」の記事における「練習用掲示板(junk.test)」の解説
アスキーネットの通常の掲示板では年単位でログが残されていたのと較べ、junk.testでは週に一度、後には月に一度書き込みが全消去され、過去ログも残されないという運用がされ、利用者にはいわゆる「なんでもありの場所」として認識されていた。2chと比較されることも多いが、すべてのユーザーが固定IDを持ち、数百名がコミュニケーションをとる構造は、mixiに代表されるソーシャルネットワークにも類似していた。そのため「なんでもあり」とはいえ、利用者同士のオフラインでの人間関係の範疇に収まっていた。 また、ここで発祥したソフトウェアや「ネタ」が他のパソコン通信ホスト等へ広がることもありjunk.testはアスキーネットを象徴する掲示板の一つとなっていた。 1987年にX68000が発表された時、あるユーザーが「30万円預けてくれれば手に入れてあげる」と周りのユーザーを勧誘し百数十万円を集め持ち逃げをする事件が発生した。警察沙汰にはならなかったが、被害者が加害者を暴行する事態に至り、すでにネット社会の問題点が顕在していたと言える。
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