網棚の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/24 08:17 UTC 版)
網棚には以下のような問題があり、使用を敬遠する人もいる。 網棚自体の奥行きが小さく、車両の振動によって荷物が落ちるおそれがある。 網棚への積み降ろし作業は動作が大きくならざるを得ず、特に混雑の激しい車内や荷物が大きい場合などには積み降ろし作業そのものが他の乗客の顰蹙を買いかねない。 乗車中は荷物が手元に無い状態が続くため、降車の際に網棚の荷物の存在を忘れるおそれがある。 乗車中は荷物が手元に無く目の届きにくい状態が続くため、盗難に遭うおそれがある。 身長が低い場合、網棚に手が届かない。 網棚へ荷物を積載する際に荷物に付着していた埃などが直下の乗客に降りかかることがあり、トラブルの原因となる。 こうした問題点から、前述した板状にして荷物の落下を防いだもの、荷物を置きやすくするため網棚の高さを下げたもの、忘れ物防止および防犯の観点からガラス製の網棚にするなど、鉄道事業者では様々な趣向を凝らした網棚を開発・導入している。
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