維管束植物レッドリストの変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 05:44 UTC 版)
「維管束植物レッドリスト (環境省)」の記事における「維管束植物レッドリストの変遷」の解説
詳細は「維管束植物レッドリストの変遷 (環境省)」を参照 維管束植物の絶滅危惧(絶滅のおそれのある種)の数は、1,997年版RLでは1399種、2000年版RDBでは1,665種、2007年版RLでは1,690種で増加傾向にある。 ただし、1997年版RLから2000年版RDBでの絶滅危惧の数の増加(256種の増加)は、1997年版RL時の情報不足に評価された種を、2000年版RDBでは可能な限りカテゴリー評価を行った結果である(情報不足の数は1997版RLでは365種で、2000年版RDBでは52種である)。またそれ以外にも当時の最新の知見に基づきカテゴリーや分類群の変更が行われている。 維管束植物の実質的なリストの見直しは2007年版RLが初めてである。絶滅危惧の数は2000年版RDBから2007年版RLでは25種の増加でほぼ同数であるが、内訳をみると174種が準絶滅危惧や情報不足、ランク外とされ、211種が準絶滅危惧や情報不足、ランク外から絶滅危惧とされた。絶滅と判断されたリュウキュウヒメハギとオオユリワサビについては新たな個体群が確認された。また、アサザやサクラソウ、シバナ、サギソウなどは適切な保全対策により絶滅危惧から準絶滅危惧へカテゴリーが低下した。ヤクシマタニイヌワラビ、キレンゲショウマ等はシカの食害による影響が示唆された。 詳細な各種のカテゴリーの変遷については維管束植物レッドリストの変遷の表を参照のこと。
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