絶対敬語から相対敬語へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 14:09 UTC 版)
尊敬語は奈良時代には例があり、西日本に多く、東日本に少ない。丁寧語は、平安時代に芽が出てきた。中世には、ソトの人に身内のことを説明する時に、身内を高める敬語を使った。つまり、年上の祖父に対して普段敬語を使っているため、客にもその敬語のまま伝えるということであり、この用法は21世紀でも関西に残っている。後にこのような場合は、謙譲語によってへりくだって説明するように変わった。 江戸時代には、身分によって、また同じ身分でも栄えている家柄に対して敬語を使うようになり、一方で、九州では個人的な年齢差によって年上には敬語を使うようになった。「です」は明治時代に東京でよく使われるようになり、全国に普及した。
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