絵具の自作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 14:57 UTC 版)
現在一般的なチューブ入り絵具は、19世紀になってから開発された。それ以前は、画家の弟子などが顔料と乾性油などを練り上げて絵具を作っていた。一般の人で絵具を作る人は少ないが、絵具メーカーは顔料メーカーが製造する顔料を小分けにして販売する一方で、絵具の手練りの仕方に関する冊子を作るなどして知識の普及に貢献しているので、自作することも出来る。顔料と展色材を練り上げれば絵具になる。大規模な画材店などで市販されているアルミチューブ(尻を折っていない状態)に詰めチューブの尻を折れば、チューブ入りの手練り絵具を作ることもできる。手練りの絵具と市販の機械練りの絵具は、練成工程(練肉)や絵具の組成の違い、品質管理の仕組み、利潤の確保の有無など、異なる点が多く、性質は異なる。西欧では現在でも作家が絵具を自作することが多い。
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