結末、その後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 10:21 UTC 版)
「スオムッサルミの戦い」の記事における「結末、その後」の解説
戦いはフィンランドに軍配が上がった。フィンランド軍は地形と機動力を生かしつつ、ソ連軍をモッティ戦術に引き込んだ。もしソ連軍がこの作戦に成功し、オウルを陥落させていればフィンランド軍は2面に分断され、防衛線が長くなり、スウェーデンとの鉄道も途切れ、継戦困難になったと考えられる。この勝利はフィンランド軍の士気を大いに奮い立たせた。 明けて1940年の1月4日 - 8日にかけてはラーッテ林道で防衛体制にあるソ連軍第44狙撃師団に対しフィンランド軍の総攻撃が行われた。(ラーッテ林道の戦い)この戦いにおいてもフィンランド軍が数の上では劣勢であったものの、第44狙撃師団はモッティ戦術によって小部隊ずつ孤立させられたうえ各個撃破され、多くの武装を残し退却を余儀なくされる。これによって第44狙撃師団は壊滅した。 さらに、この戦闘でフィンランド軍は不足していた戦車43台、野砲71門、トラック260台、馬1170頭、対戦車砲29門、その他多くの兵器を鹵獲している。
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