結合方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:48 UTC 版)
「結合 (電子工学)(英語版)」も参照 多段(複数の増幅器から成る増幅器を設計する際等に着目した増幅器に対して段ということがある)に渡り、増幅器を連結した一つの増幅器を設計する際に段間結合の方式として幾つかがある。コンデンサー結合、トランス結合、直接結合(英語版)等があるがそれぞれに特徴がある。 コンデンサー結合 コンデンサー結合では、直流域の周波数範囲を遮断する性質があり、その容量の設定値により周波数範囲が決まってくる。 トランス結合 トランス結合では理論上は周波数範囲は狭められることはないが、諸事情で狭められる。直結では電位を揃えることも必要になる。 直接結合 直接結合は、周波数範囲に影響を与えるコンデンサーやトランスを用いず結合させる方式である。直流域の周波数範囲を増幅できる特徴がある。直接結合を用いた増幅回路を直接結合増幅回路(英語版)と呼び、電子計測器の増幅回路などに用いられる。 これらのことは上記「多段増幅器とレベル配分」とは別の課題として個々の増幅器の目的に応じた最適な設計が検討される。
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