経緯台式架台とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 経緯台式架台の意味・解説 

経緯台式架台

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/20 23:21 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
片持ちフォーク式経緯台(ポルタ架台)とケプラー式望遠鏡

経緯台式架台Altazimuth mount )は望遠鏡の架台の一種である。天体望遠鏡だけでなく、同類のものが大型双眼鏡トランシットにも使われる。

概要

水平軸と、それに直交した垂直軸の2軸で構成された架台である[1]

構造が簡単[1]で加工しやすく[1]安価に製造でき、動作もわかりやすく、初心者向けの小口径望遠鏡に多用された[1]

近年建設される大型望遠鏡では、経緯台が採用されていることが多い。これは望遠鏡の重量負荷の面で有利なこと、そして計算機やGPSなどを応用した制御および補正技術の発達により、その制御が容易になったことが主な理由と考えられる。なお国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡でも採用されている。

経緯台を応用したもので1980年代ごろからアマチュア天文家の間で普及したものに、ドブソニアン望遠鏡がある。

関連項目

出典

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d 『天体望遠鏡のすべて'75年版』p.48-53「マウンティング構造の生し方」。

参考文献

  • 天文と気象別冊『天体望遠鏡のすべて'75年版』地人書館



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「経緯台式架台」の関連用語

経緯台式架台のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



経緯台式架台のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの経緯台式架台 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS