組織面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 06:33 UTC 版)
農協の規模、組織力は、他国の農協の比較して、特異なもの。 農林水産省は、最初はJAの存在が本来の農業協同組合のものではないとして否定的であったが、次第に農業政策の下部組織として使うようになる。このため、自発的な会員組織としての性格は薄く、日本国政府を頂点とする上意下達のための組織と見る傾向がある。しかし、金融自由化などをきっかけに、農水省は、次第にJAと距離を取ろうとする態度に転じていった。この事は金融自由化で次第にJAの特権が無くなる中で、不良債権問題が出たときの責任を取らされる恐れがあるため。 JAは組織率が非常に強力だった。そのため、ほとんどの農家はJAの会員になっており、地方において強力な票田となっていて、政治へ大きな影響力があると考えられてきた。ただJAは、票田としての力もなくなってきたため、以前ほどの政治力を行使しづらくなるという背景もある。 働き口(各種講演など)の関係から、JAの活動を支持・肯定する研究者が多い。
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