組織再編と事業売却
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 17:11 UTC 版)
「トムソン・ロイター」の記事における「組織再編と事業売却」の解説
統合後の第1段階として、旧トムソンと旧ロイターの事業は以下の2部門に再編された。 市場部門(Markets Division) - 旧トムソン・ファイナンシャル及びロイター金融・市場 企業ソリューション メディア 専門部門(Professional Division)法務 - 旧ノース・アメリカン・リーガル及びリーガル・アンド・レギュラトリー 医療・科学 - 旧トムソン・サイエンティフィック及び旧トムソン・ヘルスケア 税務・会計 - 旧トムソン・タックス・アンド・アカウンティング 上記のうち、旧トムソン・ヘルスケアの事業は2011年6月に売却する方針が決められ、2012年6月に投資ファンド「ベリタス・キャピタル」に現金12億5000万ドルで売却される取引が完了した。 2011年12月には旧ロイター出身のトーマス・グローサーCEOが退任し、後任に旧トムソン出身のジェームズ・スミスCOOが昇格する人事が発表された。これにより、同社経営陣には旧ロイター出身者が事実上いなくなった。 経営トップの交代と併せて、さらなる組織再編も実施され、現在の部門構造は以下の通りとなった。 金融・リスク(Financial & Risk) 法務(Legal) 知的財産・科学(Intellectual Property & Science) 税務・会計(Tax & Accounting) 国際貿易(Global Trade) 上記のうち、金融・リスク部門に属している法人サービス部門(IR事業など)は、ナスダックOMXに現金3億9000万ドルで売却することが2012年12月に合意された。ニュース編集部門も売却されるとの観測が浮上したことがあったが、同社幹部はこれを否定した。 2016年10月には、知的財産・科学事業がオネックス及びベアリング・プライベート・エクイティ・アジアに売却され、Clarivate Analyticsとなった。
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