組織の結成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 08:44 UTC 版)
臣道連盟の創立日には諸説あるが、日本の敗色が濃く、ブラジルで戦勝デマが頻発しだした1945年7月頃とみられる。当時奥地では、日本人移民を狙った偽ニュース売り、偽土地売り、偽円売りなどの詐欺行為が横行した。臣道連盟本部はサンパウロ市のジャバクアラ区に置かれ、サンパウロ州内陸の小都市、農村部に50を越える支部を作った。会員は家長のみ3万、家族を入れると12万にもなったと称していた。彼らは、日系人移民に対して忠君愛国の思想を鼓舞すると同時に、各種のデマを飛ばした。当時国交のなかった日本への帰国運動、既に連合国に再奪取されたシンガポールへの再移住運動を指導し(どちらも実行不可能であった)、大政翼賛会を模範とした構造を持ち、諸団体を統合してテロ行動を指揮していた。
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