紙芝居表示プログラムKAMI16
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 05:58 UTC 版)
「魔女 (ハンドル)」の記事における「紙芝居表示プログラムKAMI16」の解説
当時のPC-9801は8色テキストと16色グラフィックx2画面という表示しかできず、当時既に256色表示を可能としていたX68000, Macintoshなどに比べて大きく遅れをとっており、アニメーション機能は皆無に近いものがあった。これをフォローすべく、SIG初期にはQPLYという8色表示ソフトが開発されていた。しかしさらに表現力を強化する目的で、紙芝居表示を可能にしたソフトがこのKAMI16である。ハードウェアの制約は当然受けつつも、次の特徴を有する独特なアニメーションソフトであった。 BEEP音によるBGM伴奏機能(3和音まで可能) 16色表示(KAMI16というソフト名の語源でもある) グラフィックとテキストの同時表示(左半分に絵を表示し、右半分に字幕を表示するなど) 2画面VRAMを切り替えることによる、ごく初歩的なアニメーション機能 しかしKAMI16はSIG内のイラスト投稿者の協力がほとんど得られず、唯一の長編となった「ウイッチ・クラフト」(魔法使いパストと白猫ホセの物語)は未完に終わった。KAMI16を使用したアプリケーションには他に「きゅんきゅんフル〜ツ なっぷる☆してぃ」シリーズ、「ぱらの村」シリーズなどがある。
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