紙の百科事典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 18:36 UTC 版)
ブリタニカは他の百科事典と質的にも量的にも比べられてきた。よく知られたものにケネス・キスターのものがあり、彼は「Collier's Encyclopedia」、「アメリカ大百科事典」、そしてブリタニカの三者の間で質と量について比較を行った。量についての分析では、10の記事がランダムで選ばれ(割礼、チャールズ・ドリュー(英語版)、ガリレオ、フィリップ・グラス、心血管疾患、知能指数、パンダ、セクシャルハラスメント、聖骸布、ウズベキスタン)4つのカテゴリー(広範さ、正確性、明快さ、即時性)それぞれにAからDとFで評価した。全ての百科事典の全カテゴリーを平均した結果は、B-からB+の間で落ち着いた。この主な理由は1994年にはセクシャルハラスメントに関する記事を持つ百科事典がなかったためだった。正確性のカテゴリーではブリタニカは1つのD判定と7つのA判定を得た。アメリカ大百科事典は8つのA判定、Collier's では1つのD判定と7つのA判定だった。したがってブリタニカの平均スコアは92%の正確性、アメリカ大百科事典は95%、Collier's は92%となった。1994年度版のブリタニカには長いこと疑わしいとされてきたチャールズ・ドリューの炎症に関する話が掲載されたままになっており、非難されていた。即時性のカテゴリーではブリタニカは平均86%、アメリカ大百科事典は90%、Collier's 85%となった。念入りな質に関しての比較を終えた後、キスターは Collier's Encyclopedia が優れた百科事典であると勧めた。
※この「紙の百科事典」の解説は、「ブリタニカ百科事典」の解説の一部です。
「紙の百科事典」を含む「ブリタニカ百科事典」の記事については、「ブリタニカ百科事典」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から紙の百科事典を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から紙の百科事典を検索
- 紙の百科事典のページへのリンク