紙の表面を変質させるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:56 UTC 版)
「不可視インク」の記事における「紙の表面を変質させるもの」の解説
ほとんど全ての不可視インクはここに分類されるが、純粋な蒸留水も同様に利用できる。どのような液体を塗っても紙の表面の繊維やサイジング(滲み止め)は変質する。 ヨウ素の結晶を熱した蒸気によって、筆跡が茶色く現れる。これは、紙が変質している部分にはヨウ素がより吸着されやすいためである。強い日光や漂白剤にさらすと元に戻る。 書き込む前に水を含ませたスポンジや水蒸気で紙を少し湿らせた後に乾かしておくと、この方法で筆跡が現れるのを防ぐ事ができる。しかし、湿らせすぎると、紙に処理を加えたことが明らかになってしまう。
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