紙めんこの登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:18 UTC 版)
明治10年代になると従来の鉛めんこに代わって紙めんこが登場した。子どもたちは画用紙を幾重にも折って紙めんこを作っていたが、その商品化を考えていた大人たちに画期的だったのがボール紙の登場であった。材質の安価さはめんこの爆発的普及とめんこ産業への新規参入ブームを巻き起こした。また、明治20年代には印刷にも技術革新があり廉価な印刷法の普及は「めんこ絵」に多大な魅力を生み出すことになった。昭和30年代後半になると、学校給食に脱脂粉乳に代わって瓶入りの牛乳が供されるようになった。めんこがホンコで奪い合いをすることから、ギャンブルのようで教育上好ましくないと規制された時には、市販のめんこの代わりに給食で毎日1枚ずつ手に入る牛乳瓶の蓋が代用された。
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