紋章・徽章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 22:54 UTC 版)
イングランド準男爵、アイルランド準男爵、グレートブリテン準男爵、連合王国準男爵は、「アルスターの赤い手」をインエスカッシャンとして紋章に入れることが認められている。初期の準男爵位には「アルスターの赤い手」はアイルランド北部アルスターに対するプランテーションを促進するための加増紋章として与えられていた。ノバスコシア準男爵は「アルスターの赤い手」を使用せず、ノバスコシア紋章(英語版)(アージェント、聖アンデレ十字、スコットランド王室紋章(英語版)のインエスカッシャン)を使用することができる。ノバスコシア準男爵以外の準男爵には1929年まで首にかけて佩用する徽章が与えられていた。この徽章は「アルスターの赤い手」の紋章と王冠、その周りを金箔の渦巻き装飾で縁取ったデザインである。渦巻き装飾の部分はイングランド準男爵はバラ、アイルランド準男爵はシャムロック、グレートブリテン準男爵はバラとアザミ、連合王国準男爵位はバラとアザミとシャムロックが描かれている。この徽章はオレンジまたは黄色(縁は紺)のリボンで吊るされる。 ノバスコシア準男爵以外の準男爵がインエスカッシャンとして使用する紋章:アルスターの赤い手 ノバスコシアの準男爵がインエスカッシャンとして使用するノバスコシアの紋章(英語版):アージェント、聖アンデレ十字、スコットランドの王室紋章(英語版)のインエスカッシャン ノバスコシア準男爵位のアグニュー準男爵(英語版)(1629年)の紋章。 ノバスコシアの紋章がインエスカッシャンとして入っている。 連合王国準男爵位のアグニュー準男爵(1895年)の紋章。「アルスターの赤い手」がインエスカッシャンとして入っている。 連合王国準男爵の徽章。「アルスターの赤い手」が描かれている。 準男爵の略綬
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