紀年論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:57 UTC 版)
詳細は「紀年論」を参照 『日本書紀』の紀年がどのように構成されているか明らかにしようとする試みが紀年論である。神代について語る『日本書紀』の巻1, 2は年数の経過や一日の概念を示す記事は有るが紀年は無く、巻3の神武天皇の東征開始から初めて紀年が記され絶対年代が明示され始める。『日本書紀』の紀年はその古い時代について江戸時代以来疑問が持たれてきた。倉西裕子のまとめによれば、『日本書紀』の紀年を巡る具体的な論点は次の3つである。 「巻9(神功紀)に見られる年代的不整合」 「国内外の諸史料と巻10の応神紀以降の歴代天皇の在位期間との不整合」 「歴代天皇の在位期間や宝算(享年)における非現実的数字」
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