篠路町拓北とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 地名 > 篠路町拓北の意味・解説 

篠路町拓北

読み方:シノロチョウタクホク(shinorochoutakuhoku)

所在 北海道札幌市北区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒002-8054  北海道札幌市北区篠路町拓北

拓北

(篠路町拓北 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 11:14 UTC 版)

日本 > 北海道 > 札幌市 > 北区 > 拓北・篠路町拓北
拓北
拓北駅 北口
拓北
拓北の位置
北緯43度09分20.1秒 東経141度22分52.0秒 / 北緯43.155583度 東経141.381111度 / 43.155583; 141.381111
日本
都道府県 北海道
市町村 札幌市
行政区 北区
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
市外局番 011[1]
ナンバープレート 札幌

拓北(たくほく)は北海道札幌市北区にある地名。JR北海道 学園都市線拓北駅の周辺の住宅地である。

また、篠路新川以北の一帯を指して篠路町拓北と呼ぶ。もとは周辺の全域が篠路町拓北であったが、学園都市線沿いにあいの里ニュータウンが造成されたため、飛び地のようになっている。

歴史

札幌市北区の北東端、石狩川に接する辺りは、かつて釜谷臼(かまやうす)と呼ばれていた。アイヌ語で「平岩の岸があるところ」を意味する「カマ・ヤ・ウシ」に由来する地名である[2]

明治10年代から入植者たちが訪れ、以下の部落が形成された[3]

興産社(こうさんしゃ)
1881年(明治14年)4月、滝本五郎・阿部興人兄弟をはじめとする徳島県人が、5万円の資本金をもって「興産社」を結成して土地の貸下げを受けた[3]。翌1882年(明治15年)、徳島県より移住者を募って開墾を始める[3]
1885年(明治18年)からはの栽培に専念するが、赤字がかさんだため1897年(明治30年)に普通の畑作に転換した[3]
1902年(明治35年)ごろの地図にはまだ興産社の事務所が記載されていたが、その後に農場を手放して興産社は解散した[3]
山口(やまぐち)
一帯の最北端で、明治初期には農場の持ち主の名を取って「山田開墾」と呼ばれていた[3]
1892年(明治25年)、山口県人たちが農場を引き継いだため、「山口開墾」と改称された[3]
大野地(おおやち)
一帯の南部で、泥炭低湿地であったためこの名がついた[3]
1890年(明治23年)、アカンボ川排水溝が開削されたため土地が改良され、農耕地となった[2]

1937年(昭和12年)3月3日の篠路村字名改称地番変更協議会にて、興産社・釜谷臼・大野地は北海道拓殖銀行の社有地であることと、拓殖精神を強調する意味から、一帯を拓北と改称することが決議された[3]

1958年(昭和33年)7月、待望された鉄道駅が設けられ、旧地名をとって釜谷臼駅と名づけられる[2]

1983年(昭和58年)11月21日以降、拓北駅周辺の住宅地が「篠路町拓北」から「拓北○条○丁目」へと町名変更されていく[4]

1984年(昭和59年)8月27日、ニュータウン造成によりあいの里が区分される[4]1995年(平成7年)3月16日には釜谷臼駅も「あいの里公園駅」となり、旧地名は消失した。

施設

脚注

  1. ^ 総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課番号企画室 (2014年4月3日). “市外局番の一覧” (PDF). 総務省. p. 1. 2016年5月4日閲覧。
  2. ^ a b c 『札幌地名考』p.57
  3. ^ a b c d e f g h i 『札幌地名考』p.56
  4. ^ a b 札幌市 - 住居表示実施地区-北区

参考文献

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「篠路町拓北」の関連用語

篠路町拓北のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



篠路町拓北のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日本郵政株式会社日本郵政株式会社
Copyright (C) 2025 JAPAN POST SERVICE Co.,Ltd. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの拓北 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS