節口類
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マルオカブトガニの尾節(3) 様々なウミサソリ類。左のアキュティラムス(ダイオウウミサソリ科)はへら状、残りの種は棘状の尾節をもつ。 カブトガニ類・ウミサソリ類などの基盤的な真鋏角類(節口類、腿口類)は、発達した尾節をもつ。 カブトガニ類(剣尾類)の尾節は長い棘状で、剣のような外見から尾剣とも呼ばれる。 ウミサソリ類の尾節は通常ではカブトガニ類に似た棘状だが、プテリゴトゥス上科の種類(ダイオウウミサソリ類、スリモニアなど)はへら状に特化した尾節もつ。
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節口類:
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節口類は一般にクモガタ類より早期に分岐した群とされるが、前述のクモガタ類非単系統説により、特定のクモガタ類(特に蛛肺類)に近縁とされる場合もある。化石群であるウミサソリ類は、主に生殖器官の形質に基づいてカブトガニ類よりもクモガタ類に近縁であるとされる。こうして節口類はクモガタ類に対して側系統群である説が一般的になり、「節口類」を廃止させる見方もある。また、従来ではカブトガニ類の一部としてまとめられた化石群ハラフシカブトガニ類(Synziphosurina)は、他のカブトガニ類(狭義のカブトガニ類)に類縁せず、むしろ他の真鋏角類全般に対して非単系統である説が後に有力視される。ウミサソリ類によく似たカスマタスピス類に関しては、カブトガニ類とウミサソリ類に対して多系統群、もしくはそのいずれに内包されるなどの説はあったが、単系統群で、ウミサソリとクモガタ類に近縁である説の方が後に広く認められる。詳細は「節口綱#系統関係」、「カブトガニ類#系統関係」、「Chasmataspidida#系統関係」、および「ウミサソリ#系統関係」を参照
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