第71歩兵師団 (ドイツ国防軍)
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第71歩兵師団 71. Infanterie-Division |
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1939年8月26日 - 1945年5月 | |
国籍 | ![]() |
忠誠 | ![]() |
軍種 | 陸軍 |
兵科 | 歩兵 |
規模 | 師団 |
上級部隊 | ![]() |
主な戦歴 | 第二次世界大戦 |
第71歩兵師団(ドイツ語: 71. Infanterie-Division)は、ドイツ国防軍陸軍に存在した歩兵師団である。
概要
形成
第二次世界大戦が勃発する直前の1939年8月26日に第71歩兵師団は組織された。しばらく駐屯任務に就いた後、1940年5月のフランス侵攻に参戦した。フランスではヴォー要塞とドゥオモン要塞を一時的に占領している[1]。
運用
フランス侵攻を終えると、第71歩兵師団は9月頃までフランスやルクセンブルクの占領に当たった。占領を終えた師団は、1940年10月から1941年1月まで国防軍最高司令部の宣伝部隊として動いていた。6月にはプシェムィシルに移り、バルバロッサ作戦の発動に加わっている。その後一時休養のためベルギーへ下がった師団は、1941年11月から1942年4月まで再び最高司令部の宣伝部隊として活動した。
第6軍麾下として独ソ戦に復帰した第71歩兵師団は、スターリングラード攻防戦において多くの犠牲を出し、壊滅した[1]。
1943年夏頃、第71歩兵師団は再編された。11月からはイタリア戦線に移ったが、モンテ・カッシーノの戦いにおいて再び大きな損害を負った。残存部隊はハンガリーで戦闘を続けたが、最終的にオーストリアでイギリス軍に降伏した。
歴代師団長
- ヴォルフガング・ツィーグラー少将 (1939年8月26日 - 1939年10月15日)
- カール・ヴァイセンベルガー歩兵大将 (1939年10月15日 - 1941年2月15日)
- フリードリヒ・ヘルライン歩兵大将 (1941年2月15日 - 1941年3月28日)
- アレクサンダー・フォン・ハルトマン歩兵大将 (1941年3月28日 - 1943年1月25日)
- フリッツ・ロシケー少将 (1943年1月25日 - 1943年3月14日)
- ヴィルヘルム・ラープケ中将 (1943年3月14日 - 1945年1月1日)
- エーバーハルト・フォン・シュックマン少将 (1945年1月1日 - 1945年5月8日)
脚注
- ^ a b Adam, Wilhelm; Ruhle, Otto Tony Le Tissier訳 (2015). With Paulus at Stalingrad. Pen and Sword Books Ltd.. p. 182. ISBN 9781473833869.
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