第5→第2次第4掃海隊 (大賀隊; 鎮南浦→海州)
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第5掃海隊は10月25日に新編成されて、11月7日15時に下関唐戸を出港した。この回航にあたり、既に帰還していた第1・4掃海隊から情報を聴取収集するとともに、浴槽や生鮮食料品貯蔵庫の新設などの準備を行った。 回航中にMS21の機械が故障し、PS56でこれを曳航したものの曳索が切断、また吹雪の中でMS06を見失って一度は遭難と判断されるなど、冬季の悪天候のために多くの困難が生じたが、偶然遭遇したイギリス巡洋艦やアメリカ駆逐艦の誘導を受けて、15日12時30分、鎮南浦に到着した。 到着後、指揮系統の統一のため、上記のように第5掃海隊の編制を解いて、掃海艇(MS)は第2次第2掃海隊(石野隊)の第3小隊に、PS56は駆特の真水燃料の補給船に、第5掃海隊指揮官及び指揮官府は、第2掃海隊指揮官府に合併された。 その後、28日には大賀隊は再び石野隊から分離されて、今度は第2次第4掃海隊として再編されることになった。30日12時に鎮南浦を出港して、英海軍フリゲート「モーコンベイ」の指揮下で海州に移動し、12月1日より同地での掃海を開始したが、同地での作業中、MS06の推進軸が切断するという事故が発生した。上記のような戦況の悪化もあって、6日に作業を終了し、海州を出港した。荒天のなかで自力航行不能なMS06を曳航する必要があり、回航には困難が伴ったが、途中壱岐に仮泊して、11日10時30分、下関唐戸に到着した。
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