第3集 作品43
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 06:41 UTC 版)
第2集の翌年に作曲されたが、出版は1886年。ヨーロッパ各地への演奏旅行の合間に書かれた曲。全体的に春の喜びに溢れている。 蝶々 グリーグ(1903年)録音。リマスター済。 小鳥 Bernd KruegerによるMIDIデジタルピアノ演奏(2008年) これらの音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 ちょうちょう(蝶々)細かい流れるような音列が蝶々の飛翔を表現している。分散された音符の中からしっとりわき上がるメロディは、優しさにあふれている。 孤独なさすらい人 故郷にて 小鳥32分音符のトレモロが小鳥のさえずりを表現している。アレグロ・レッジェーロ(軽やかに)。 愛の歌非常に甘美な旋律をたっぷりと歌いながら演奏する。 春に寄す4分の6拍子。右手の和音の連打のもとに、左手の旋律が浮かび上がる。このリズム感は、シベリウスの交響曲第2番の冒頭と共通する点がある。
※この「第3集 作品43」の解説は、「抒情小曲集」の解説の一部です。
「第3集 作品43」を含む「抒情小曲集」の記事については、「抒情小曲集」の概要を参照ください。
- 第3集 作品43のページへのリンク