第3章「曲がる世界」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 09:07 UTC 版)
「バビロン (小説)」の記事における「第3章「曲がる世界」」の解説
新域選挙は自殺法肯定派が半数を占め、齋開化が提唱する『自殺法』はマスコミを通じて、世界へと伝染していく。多くの仲間たちを失い捜査に行き詰まった正崎のもとに、FBI捜査官が訪れて協力を要請。ついに『自殺法』に対処すべく、アメリカ合衆国大統領のアレキサンダー・W・ウッドが動き出す。 曲世愛の逮捕に執念を燃やす正崎は『FBI特別捜査官』となり、同じくFBI捜査官サミュエル・ハーディのパートナーとなって、大統領の力を借りて曲世愛を倒そうとする。それに対して曲世は、世界各国の政治家たちを操ることで、『自殺法』を世界に浸透させようと暗躍していく。 自殺法を議論するための『G7サミット』が開催され、大統領は各国に対して、「本質的な善悪」について考えようと提案して議論をしていく。そんな中で、齋開化から大統領に対して、「自殺しようとしている女性と話してほしい」と要請される。女性が曲世愛である可能性を考慮して、サミュエルが間に入って通訳することで、曲世による自殺の力を防ごうとする。 大統領の説得により、女性の自殺は防がれたかに思われた。だが、「善悪についての答え」を女性に教えようと、通訳のサミュエルに連絡しようとした大統領が会話した相手は、曲世愛であった。曲世は大統領に自殺をするよう能力を使い、大統領の飛び降り自殺を止めようとした正崎は、大統領に発砲して射殺。その直後、曲世愛が正崎の前に現れ、曲世に拳銃を向けるのであった。
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