第12巻「山田エルフちゃん逆転勝利の巻」
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和泉家に乱入してきたエルフは紗霧に対し「(正宗との恋愛勝負で自分が勝つための)逆転の秘策」を語り出す。その一つ目が「紗霧の女子力を上げる」ことだった。さしあたり悪い話ではないため紗霧は応じ、エルフから料理、掃除、洗濯などを教わったり、エルフと服を交換したりする。 またエルフは「同人誌を作って冬コミに参加する」、さらに「紗霧の引きこもりを治す」と言った。次第に改善しつつある状態を見て、そろそろ大丈夫じゃないかとエルフに言われた紗霧は、正宗に抱きかかえられながらも、隣のエルフの家に辿りつき、外出に成功する。紗霧はそのまま正宗と共にエルフの家に泊まりながら、エルフやアルミと同人誌の作業を進める。 順調に同人誌作りが進む中、突然エルフの母親がやってきて、娘を拉致するように連れ帰ってしまう。アルミは、自己中心的な性格であるアルミの母親は「娘の幸せのために」婚約者候補と引き合わせようとエルフを連れて行ったらしいと説明する。 正宗たちは、「友人」であるエルフの意思を完全に無視したこの事態に苛立つ。そして正宗、さらには必死になって皆について行くことに決めた紗霧までも、エルフの実兄である山田クリスの車に乗って後を追い、エルフおよびその母親と対面する。エルフの母は正宗に恋愛観、人生観などを尋ねた結果、正宗のことを「既にいる好きな人から、決して心変わりしない人物」と判断する。 だがエルフは、母親が「勝ち目がない」と断言した恋愛勝負に自分が勝つ根拠を示す。曰く、「紗霧の幸せが自分の幸せ」と正宗は言っているから、自分の方が紗霧を幸せにできると証明することで、正宗も紗霧も自分のものにできる、正宗は、最後には幸せな紗霧を見て自分に屈服すると予言し、そのために今までの行動を取ってきたと明かす。エルフの母親は、娘とそのやり方を応援すると言って帰国。その後正宗やエルフたちは同人誌も完成させ、無事コミケにも参加する。
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