第三期 方法絵画
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1997年、中ザワは肩書きを美術家と改め、美術家として初の個展を行う。この時、作風を一気に改めて純粋美術の作品を発表。文字を画素として扱う作品『文字座標型絵画』シリーズや、一次元の『単一曲線』シリーズなどで、美術史を「色彩と形態」という二項対立で捉える中ザワの美術史観を表す個展となった。また、この個展では中ザワが作曲した音楽作品『二声のポリフォニー』が一ノ瀬響、一ノ瀬トニカによって演奏された。中ザワは同曲以外にも音楽作品をいくつか作曲し、それらはある一定の規則に従って音を決めるという方法によって作られ、また文字を使った音楽作品もあった。 2000年1月1日、中ザワは、詩人の松井茂と音楽家の足立智美との3人で「方法絵画、方法詩、方法音楽(方法主義宣言)」(後に「方法主義第一宣言」と呼ばれる)を、1000通以上のEメール、500通以上の年賀状で発表。日本人には日本語に英訳を付けて、一部の外国人には英文のみで送った。
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