第三挿話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 14:26 UTC 版)
「デーヴィー・マーハートミャ」の記事における「第三挿話」の解説
カーリーは、闇、黄泉の者、デーヴィーのシャクティの質的な部分の変質形として表され、それに基づいて理解されている。カーリーの登場は、『デーヴィー・マーハートミャ』の3つ目の物語に叙述されている。カーリーは、デーヴィーの持つ超能力的エネルギーの放出形としての第三の目から現れた。カーリーは有り余る力によって、チャンダーとムンダーの首を切り落とし、デーヴィーにその首を届けたのだが、その時デーヴィーはチャームンダーという名で呼ばれた。 偉大なる女神によって証明されることとなった、デーヴァを脅かす強靭な魔族達を屠り去ったカーリーとしてのデーヴィーの全能性は、一連の闘いに於いて遺憾なく発揮されたが、その代表たるものが、第8章でのラクタヴィージャとの闘いである。ラクタヴィージャから滴り落ちる血液は、地上に滴った瞬間、新たなラクタヴィージャの分身として現れた。この能力の前にデーヴィーは苦戦するものの、まさにその時、デーヴィーの第三の目から黒い骸骨の霊魂としてカーリーが噴き出た。カーリーは、自らが持つ巨大な口と数え切れない程の舌であっという間にラクタヴィージャの血液を舐め取ってしまい、これによって分身を創り出すことが叶わなくなったラクタヴィージャは倒されるに至った。 デーヴィー、カーリー、マートリカーのグループはこの後も引き続き魔族を倒し続け、第9章と第10章では、兄弟の魔族であるニシュンバ(弟)とシュンバ(兄)を討ち取る。最期のシュンバとの闘いに於いては、デーヴィーはカーリーとマートリカーを吸収し、独りでシュンバに立ち向う。
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