第三バルク書と葡萄の樹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 02:58 UTC 版)
西暦200年頃にギリシア語で編纂された聖書外典である第三バルク書には、「アダムを惑わせた樹(=知恵の樹)は葡萄の樹である」と書かれている。これは天使サマエルが植えたものであり、人類の堕落と破滅と悪の原因である、サマエルと葡萄の樹は神に呪われたが、葡萄の蔓は大洪水を生き残り、神の許しを得て、ノアによって植えられた。 そこで神は天使サラサエル(サリエル)をおつかわしになり、彼(ノア)に云った。「起て、ノアよ、その蔓を植えよ、主が次のように言われるゆえに。 『この苦さは甘さに変えられるであろう、これ(葡萄の樹、以下同)の呪いは祝福になるであろう、これから生じるものは神の血となるであろう、そしてこれによって人間どもの種族が罰を受けたごとく、今度はイエス・キリストのおかげで、これによって復活と、楽園への入場を授かることになろう』」。
※この「第三バルク書と葡萄の樹」の解説は、「知恵の樹」の解説の一部です。
「第三バルク書と葡萄の樹」を含む「知恵の樹」の記事については、「知恵の樹」の概要を参照ください。
- 第三バルク書と葡萄の樹のページへのリンク