競走後略記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 23:47 UTC 版)
ウオッカとディープスカイはこの次走ジャパンカップに進み、それぞれスクリーンヒーローの3、2着となって2008年シーズンを終えた。ダイワスカーレットは両馬が回避した年末のグランプリ有馬記念に進み、トウメイ以来37年振りの牝馬優勝を果たした。この年の年度表彰では、ウオッカが年度代表馬、ディープスカイが最優秀3歳牡馬を受賞。ダイワスカーレットにも特別賞の授与が検討されたが、授賞は見送られた。翌2009年2月にダイワスカーレットは屈腱炎を発症し、他の2頭に先んじて競走生活から退いた。ウオッカは2009年に牝馬最多となるG1級競走7勝目をマーク、牝馬初の生涯獲得賞金10億円突破を果たした。しかし、連覇を狙った第140回天皇賞では3着に敗れている。優勝はこの年4着に追い込んでいたカンパニーであった。一方、ディープスカイはその後好走はするも勝ちきれないレースが続き、2009年の宝塚記念3着の後屈腱炎を発症して現役を引退、急逝した父アグネスタキオンの後継種牡馬となった。
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