競技用三葉機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:43 UTC 版)
1921年、単葉機であった「テキサス・ワイルドキャット1」から「カクタス・キトゥン」という競技用三葉機が製作された。複葉機としては「テキサス・ワイルドキャット2」が存在した。単葉から三葉へ移行したのは史上唯一の設計である。テキサス州民でこの機のスポンサーでもあったコックスはこの機体を設計し、カーチス・コックス競技機と呼ばれた。1922年のピューリツァー・トロフィー・レースにおいて、カクタス・キトゥン号はカーチス複葉機に次いで二位を占めた。カクタス・キトゥン号は435馬力のカーチスC12エンジンを装備した。その三葉機の形態は、単葉機と複葉機の操舵と速度における先行性をしのぎ、しばらくの間、もう一度三葉機は注目された。カクタス・キトゥン号は1922年において最速の飛行機で、そして時速200マイル(約320km/h)を超えられるように喧伝された。同年、この機体は海軍に寄付のうえピューリツァー・トロフィー・レースのための訓練機として用いられ、名声は非常に速く飛び去ることも判明した。
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