空穂船(うつぼぶね)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 14:09 UTC 版)
「人工憑霊蠱猫」の記事における「空穂船(うつぼぶね)」の解説
別名『虚舟』、『妖魅の方舟(ぢゃぼのあるか)』。すべての幽霊船の王で伝説の方舟。地獄を招来し、世界を一新する世直しの鬼神である魔王・『水蛭子(ひるこ)』が乗っている。記紀神話・虚船伝説・キリシタンの伝承・悪魔崇拝が混淆して生まれた鬼神。一種の精神共生体で、生者だけでなく死者(『船幽霊』)までこの世の全ての魂を吸収・一体化する能力を持つ。灰色の船体からにじみ出る赤い液体が『水蛭子』で、重合水の特性を持つ生きた水となっており、海の鬼神を餌として呼び寄せる。吸収された者たちは自我の境界を失い、巨大な知性に統合される。呪法装置は船幽霊の海図と呪物館の収蔵品だった磐船。使役者は夏海洋子。長さ約500m・幅約84m・高さ約50mという巨大さで内部は重層的に構成される。
※この「空穂船(うつぼぶね)」の解説は、「人工憑霊蠱猫」の解説の一部です。
「空穂船(うつぼぶね)」を含む「人工憑霊蠱猫」の記事については、「人工憑霊蠱猫」の概要を参照ください。
- 空穂船のページへのリンク