種まきに適した土
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 07:19 UTC 版)
f1(一代交配種)などの高価なタネは、種まきに適した土に播き、一粒でも多く発芽させたいものである。 種まきに適した土は、病原菌に汚染されておらず、肥料分がほとんどないこと。また、団粒構造で、適当な大きさのものであることだ。「種まきの土」として売られているものの中には、ピートを粉と言うより、吹くとほこりになって飛んでいってしまうほど細かいものがあるが、これを鉢などに入れて使うと、鉢の中が泥沼状になり、使い物にならない。 ヴァーミキュライトが種まきに理想的な用土とされていたが、最近問題になっているアスベストを含むものがあり、使用には注意が必要である。パーライトや赤玉土などなら問題はないだろう。鉢や箱に播くときには、底のほうにはゴロ土と呼ばれる粒の粗いものを入れ、上の方1cm位だけ、細かい粒を入れる。トレーの中でピートをふやかして使う種まき容器が出ており、便利であるが、発芽したらすぐに中の水を切って乾かし気味にして育てるのがコツで、そうしないと苗が徒長(モヤシ状になること)してしまう。
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