税警団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/16 04:32 UTC 版)
「中国国民党第五期第三次中央執行委員全体会議」の記事における「税警団」の解説
宋子文が財政部長であった際に脱税と密輸の取締りのために税警団が創設されたが団員数の増加に伴い宋の私兵となったことが蒋介石の反感を買い、宋の財政部長辞任の理由の一つといわれた。黄杰が総団長に就任すると旧部下の第二師八千を団に移動させ、本部を山東省近くの江蘇省海州に置き、その実態は正規兵となんら異なるものではなかった。韓復榘は蒋介石の言葉に惑わされて税警団の山東省への入省を許したが、これは中央側に地盤を与えるとともに自己の行動に監視と束縛が加えられることであることを悟った。山東省において中央軍が飛行場建設を行うという排日行動が表面化した際には税警団が警備を行い、邦人の居住民に対して掠奪などの暴行を加えていた。
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