移入種問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/18 00:11 UTC 版)
スコットランドのアーガイル・アンド・ビュート地域ローモンド湖内にあるInchconnachan島においてアカクビワラビーの小さな群れが存在する。1975年ホィップスネイド野生動物園により2つがいが見つけられ、1993年までに26個体に増加した。 イングランドにはいくつかの小さな個体群が存在していた。カンブリアのピーク・ディストリクトおよびイースト・サセックスのアッシュダウン・フォレストである。1900年に導入され、現在はこの個体群は存在していないとされるが、いまだに目撃情報が寄せられる。 フランスでは、パリの西50kmの所にある、ランブイエの森南部において、約30個体のアカクビワラビーが生息している。この個体群はÉmancéにある動物園から嵐のあとに数個体が逃げ出した1970年代以来より存在している。 1870年代、ニュージーランドのクライストチャーチへタスマニアから輸送された。飼育されていた2頭のメスと1頭のオスは、後にワイマテの最初のヨーロッパ人入植者の土地であるテ・ワイマテ周辺に逃がされた。1874年に、ハンターズ・ヒルで確認されており、後にこの個体群は急激に増加した。現在は、ハンターズ・ヒルを中心にトゥー・サム山地、カークリストン山地およびザ・グラピアンズ周辺の約350,000haの地域に分布している。これらの個体群のいくつかは現在、害獣として扱われている。
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