移入種としてのインコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 07:55 UTC 版)
詳細は「w:Feral parrots」を参照 いくつかの種類の逃げ出したインコたちが、その本来の生息域の外に野生で定着するようになっており、なかにはオウム目の自然の生息域を超えているケースもある。そのなかで最も初期の事例がフィジー島産のペットのキサキインコ(Red Shining-parrot、Alisterus scapularis)で、トンガ諸島南部に定着してあらたな個体群を形成している。これらの移入は有史以前に行われており、トンガ諸島のキサキインコは1770年代にキャプテン・クックによって記録されている。逃亡したインコたちがカリフォルニアやテキサス、フロリダの市街地で繁殖し始めたのは1950年代のことである(証明されてはいないが、テキサスとフロリダで1920年代にまでさかのぼる初期の主張もある) 。彼らはその驚くほどたくましい適応性をヨーロッパや北アメリカの環境において証明している。ときには彼らは数が増えすぎて厄介者や害鳥になったり、土着の生態系に対して脅威となることすらある。
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