私的流用問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 04:21 UTC 版)
2009年(平成21年)2月、日本漢字能力協会設立者で理事長(当時)の大久保昇らが、法人の会計を以下のように不適切かつ私的に利用して問題となる。 京都市右京区の宝厳院にある大久保家の墓と同じ区画に、亡くなった幹部のための供養塔を350万円をかけて建立。 京都市左京区の6億7,000万円の邸宅を漢字資料館のためと称して購入したが、5年以上も用途を宅地から変更していない。 大久保昇理事長および長男である大久保浩副理事長が、それぞれ社長を務めるファミリー企業4社と総額66億円の取引をしていたが、文部科学省への報告をしなかった。 大久保理事長は、同年2月6日の評議員会では「記者の態度が悪い」とマスコミを批判。さらに「色々な記者会見を見てきたが、どれも最後には必ず謝っている。私は謝りたくないので会見はしない」と話した。また、副理事長が好きなプロ野球チームのユニホームに、協会が「漢検」のロゴマークを入れる計画を披露した。
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