秀岳荘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/06 12:19 UTC 版)
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | ![]() 〒003-0026 北海道札幌市白石区本通1丁目南2 |
設立 | 1962年(昭和37年) 創業 1955年(昭和30年) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 8430001007836 |
事業内容 | 登山・アウトドア用品の小売・製造 |
代表者 | 小野浩二(代表取締役社長) |
従業員数 | 58名 |
外部リンク | https://www.shugakuso.com/ |
株式会社秀岳荘(しゅうがくそう)は、札幌市および旭川市に店舗のある登山用品小売の株式会社。
概要
トラック用幌の製造を営んでいた金井五郎により創業、登山を趣味としていたことから幌の生地を用いたテント類の製造を副業として展開し十勝大雪縦走を計画していた北海道大学山岳部からの発注をきっかけとして事業を拡大し、交友のあった山岳画家の坂本直行の命名で現在の店名となる[1]。
札幌市白石区に本社事務所があり、同じ建物に白石店がある[2]。札幌市北区の北海道大学界隈に、北大店がある。旭川市にも店舗を出している。
登山用品やキャンプ用品、山スキー用品、カヌー用品も、取り扱っている[2]。
創業より、50年以上経過している[2]。なお、北海道では、最初に実現した登山用品店である[3]。
「いいものを、安く、親切に」を経営理念とし、売り場毎の担当者が仕入れから販売までを全て担当する形とし、広告費をかけず北大山岳部関係者を中心とした口コミによる評判で地位を高め、自社工場での製造や他社製品を含む修理アフターサービスも行っている[1]。
モンベルとも関係が深く創業者の辰野勇と2代目社長の金井哲夫とは一緒に海外登山を行うなど家族ぐるみの付き合いを行い[1]、1990年代にはサッポロファクトリー内のモンベルの支店の運営を受託し[4]、2000年に後にモンベル2代目社長となる辰野岳史を経験を積ませるべく派遣させるといった関係を構築している[1]。
所在地
- 本社事務所・白石店・縫製工場
- 札幌市白石区本通1丁目南2番
- 北大店
- 札幌市北区北12条西3丁目25番地3
- 旭川店
- 旭川市忠和5条4丁目10番11号
沿革
- 1950年 - 初代社長の金井五郎がテント・ザックなどの野営用品の製作販売を開始[1]。
- 1952年 - 北海道大学山岳部指定の承諾を受ける[1]。
- 1955年 - 金井五郎が、『金井テント』として、札幌市の北海道大学付近で創業、最初は店舗販売はしなかった[3][5]
- 1956年 - 名称を『秀岳荘』と変更する[5]
- 1957年 - 店舗販売を開始する[5]
- 1962年 - 株式会社に改組[5][1]、PR誌「山の素描」を発刊し深田久弥や本多勝一らが寄稿し1976年まで継続[1]。
- 1974年 - 旭川支店を開業[5]。
- 1979年 - 帯広支店を開業[1]。
- 1983年 - 本社ビル(現・北大店)を竣工[5]。
- 1985年 - カヌー・カヤックの取り扱いを開始[1]。
- 1989年 - 洞爺湖畔にカヌー研修施設を設置[1]。
- 1997年 - 白石店を開業する[1]
- 2000年 - 北海道山岳連盟エベレスト登山隊用の登頂アタックテントを製造[1]。
- 2005年 - 楽天市場にネットショップ開設[1]。
脚注
外部リンク
- 秀岳荘のページへのリンク