福田駅 (岡山県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 09:07 UTC 版)
| 福田駅 | |
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       駅跡(2019年8月)
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|   ふくだ FUKUDA  | 
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       ◄福南山 (1.9 km)
        
      
       (2.5 km) 林►
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| 所在地 | 岡山県倉敷市福江 | 
| 所属事業者 | 下津井電鉄 | 
| 所属路線 | 下津井電鉄線 | 
| キロ程 | 14.1 km(下津井起点) | 
| 駅構造 | 地上駅 | 
| ホーム | 2面2線 | 
| 開業年月日 | 1913年(大正2年)11月11日 | 
| 廃止年月日 | 1972年(昭和47年)4月1日 | 
| 備考 | 路線廃止に伴う廃駅 | 
福田駅(ふくだえき)は、かつて岡山県倉敷市福江に存在した下津井電鉄下津井電鉄線の駅(廃駅)である。
概要
1972年(昭和47年)4月1日、茶屋町 - 児島間の区間廃止に伴い廃止された。かつてSLが走っていたころは、福田で給水し、福南山の峠を越えていた。児島でも給水していた。
児島 - 茶屋町間のほぼ中間に位置し、廃止まで唯一閉塞の取り扱いがあり、駅員が配置されていた[1]。
駅の所在地は、当時の児島郡郷内村福江(後に児島市を経て、現在は倉敷市児島地域)であるが、福江は同郡福田村(後に福田町を経て、現在は倉敷市水島地域)との境界にある地区であるため、便宜的に隣接の福田の名称が駅名に付けられている。ちなみに現在、福江には瀬戸中央自動車道の水島インターチェンジがあるが、これも同様の理由によるものである。
歴史
- 1913年(大正2年)11月11日:茶屋町 - 味野町(後の児島)間が開業。同時に福田駅が開業する。
 - 1930年(昭和5年) 2月11日:閉塞方式を票券閉塞からタブレット閉塞に変更する。福田、稗田、赤崎村、下津井東、下津井の各駅に設置される。
 - 1941年(昭和16年)2月10日:駅舎改築[1]。
 - 1950年(昭和25年)10月6日:電化に合わせて変電所が設置される[1]。
 - 1959年(昭和34年)3月1日:郷内村(植松を除く)が児島市(第2次)に編入され、所在地表示が岡山県児島市福江になる。
 - 1967年(昭和42年)2月1日:倉敷市(第2次)成立に伴い、所在地表示が現行のものになる。
 - 1972年(昭和47年)4月1日:茶屋町 - 児島間が廃止される。それに伴い、福田駅も廃止となる。
 - 1974年(昭和49年)11月:倉敷市による茶屋町 - 児島間の自転車道の整備が完成する。
 
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。下りホーム側に駅本屋と貨物側線を有していた[1]。
のりば
| のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 
|---|---|---|---|
| 1 | 下津井電鉄線 | 下り | 児島・下津井方面 | 
| 2 | 上り | 茶屋町方面 | 
廃止後
   隣の駅
脚注
- ^ a b c d 下津井電鉄 : 瀬戸大橋開通後に姿を消したナローゲージ鉄道 下(寺田裕一、ネコ・パブリッシング)
 - ^ 「西大寺鉄道と下津井電鉄の廃線跡を訪ねて」『RAIL FAN』第48巻第11号、鉄道友の会、2001年11月号、12-13頁。
 - ^ 吉備の児島陸続き400年・瀬戸大橋開通30周年記念事業のご紹介(児島商工会議所)
 
関連項目
外部リンク
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