福島岳の命名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 16:06 UTC 版)
ベルギー隊のデローム隊長は、昭和基地滞在中、「1937年山脈」の発見に関する権利を主張するとともに、山脈の最高峰を「福島岳」と命名することを日本隊側に提案していた。一方、日本隊の鳥居隊長は、地名命名に関する権限は東京の南極地域観測統合推進本部にあり、現地で決定することはできない、として譲らなかった。ただし、最高峰を「福島岳」と命名することについては双方が合意している。 日本隊は11月1日から12月15日にかけて、かねてより予定していた「1937年山脈」の調査旅行を行い、11月20日、木崎甲子郎と深瀬一男が最高峰(福島岳)の初登頂に成功した。 翌1961年(昭和36年)2月、南極地域観測統合推進本部は「1937年山脈」を「やまと山脈」、その最高峰を「福島岳」と正式に命名した。一方、ベルギー側は「1937年山脈」を「クイーン・ファビオラ山脈」と命名している。
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