神経内分泌腫瘍
神経内分泌腫瘍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 07:23 UTC 版)
神経内分泌腫瘍(しんけいないぶんぴつしゅよう、英語: Neuroendocrine tumor:NET)とは、一般的には神経内分泌細胞(ホルモン産生細胞)から発生する腫瘍を指す。
- ^ 詳細は免疫組織化学を参照の事。
- ^ 田村 浩一『図解入門よくわかる病理診断学の基本としくみ』 p.169 秀和システム 2016年5月25日発行 ISBN 978-4-7980-4562-7
- ^ 悪性腫瘍なのかどうかを検索するための一般的な方法の1つで、神経内分泌腫瘍に限らず用いられる。細胞が増殖する際に核で見られるKi-67と言うタンパク質に対する抗体に細工をして、顕微鏡で観察できるようにした特殊な抗体を作用させる。抗Ki-67抗体にペルオキシダーゼを結合させておき、この酵素の作用で発色させる酵素抗体法に分類される。なお、Ki-67が多い程、強く発色し、そこは細胞が盛んに増殖しようとしている場所である可能性が高い。なお、悪性腫瘍かどうかの検索には、p53遺伝子の状態も同時に確認する場合がある。
- ^ a b c 神経内分泌腫瘍に特異性を持って発現している物に対する抗体を利用した方法の1つ。
- ^ Yao, James C.; Shah, Manisha H.; Ito, Tetsuhide; Bohas, Catherine Lombard; Wolin, Edward M.; Van Cutsem, Eric; Hobday, Timothy J.; Okusaka, Takuji et al. (2011-02-10). “Everolimus for advanced pancreatic neuroendocrine tumors”. The New England Journal of Medicine 364 (6): 514–523. doi:10.1056/NEJMoa1009290. ISSN 1533-4406. PMC 4208619. PMID 21306238 .
- ^ Yao, James C.; Fazio, Nicola; Singh, Simron; Buzzoni, Roberto; Carnaghi, Carlo; Wolin, Edward; Tomasek, Jiri; Raderer, Markus et al. (2016-03-05). “Everolimus for the treatment of advanced, non-functional neuroendocrine tumours of the lung or gastrointestinal tract (RADIANT-4): a randomised, placebo-controlled, phase 3 study”. Lancet (London, England) 387 (10022): 968–977. doi:10.1016/S0140-6736(15)00817-X. ISSN 1474-547X. PMC 6063317. PMID 26703889 .
- 1 神経内分泌腫瘍とは
- 2 神経内分泌腫瘍の概要
- 3 脚注
神経内分泌腫瘍と同じ種類の言葉
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