社会的経済との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 23:46 UTC 版)
連帯経済という概念が勃興する以前から社会的経済という表現が、特にフランスを中心として使われていたが、これらは協同組合、NPO(フランスではアソシアシオンと呼ばれる)、財団および共済組合といった非資本主義的経済活動、すなわち資本だけ提供する株主への利益配分を活動目的とはしない経済活動の総称である。それに対し連帯経済は、1980年代以降に特に現在の新自由主義型グローバリゼーションに対する代替案として、主に社会運動の文脈から登場した事例を指す。両者の間には共通点もあるが、非資本主義的構造を重視する社会的経済(日本ならJAや労働金庫など)と、社会変革を目指した運動という側面の強い連帯経済(フェアトレードやNPOバンクなど)の間では、その性質にかなりの差があると言える。
※この「社会的経済との違い」の解説は、「連帯経済」の解説の一部です。
「社会的経済との違い」を含む「連帯経済」の記事については、「連帯経済」の概要を参照ください。
- 社会的経済との違いのページへのリンク