示唆症状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 15:14 UTC 版)
レム睡眠行動障害(2017年より中核症状となった) DLBではレム睡眠行動障害がかなりの頻度でみられ示唆症状のひとつである。レム睡眠期に出現するべき骨格筋緊張の抑制を欠くために異常なレム睡眠が生じる。その結果、生々しくぞっとするような夢とともに夢内容に伴う精神活動が行動面に表出され、寝言、大声で叫ぶ、寝具をまさぐるなど夢幻様行動やベッドから飛び出す、暴力などの異常行動を示す。本人には睡眠中におこったようなエピソードの記憶はない。確定診断にはポリソムノグラフィーが必要である。 抗精神病薬に対する過敏性 DLB患者は少量の抗精神病薬投与に対してもパーキンソン症候群の急激な出現や増悪、嚥下障害、過鎮静、意識障害、悪性症候群などの過敏性を示す。このような過敏性を示すのは30 - 50%程度とされている。
※この「示唆症状」の解説は、「レビー小体型認知症」の解説の一部です。
「示唆症状」を含む「レビー小体型認知症」の記事については、「レビー小体型認知症」の概要を参照ください。
- 示唆症状のページへのリンク