硬筆用の下敷き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 05:21 UTC 版)
ノートや紙に何らかの事柄を書くとき、下に敷いて使う板状の文房具である。 ノートを開いて、下に何も敷かずに字を書き込もうとすると、筆記者の筆圧によって多かれ少なかれノートの紙が下に沈みこむことで、紙の裏に筆記の跡が残ることがある。また、紙に字などを書く際、紙の下に凹凸があったり、紙の下が柔らかい平面だったりすると、書きにくい。このような場合、筆記をおこなう紙の下に硬く滑らかな板を敷いて、書きやすく・かつ筆記される紙より下に筆記の跡が残りにくい状態にする。おもにこのような用途を目的として作られている板を下敷きという。 ある程度の硬さを持ちつつ、薄く軽量・平滑であり、さらに子供でも容易に購入できるよう安価であることが求められる。 日本国外では余り見られない文房具で、日本国外から日本の学校に入学した子どもにとっては使ったことがないため戸惑いを生じることもあるという。昔の日本は机に傷か多かったため、小学校でプラスチックのハード下敷きが使われるようになった。また海外の学校ではボールペンを使うことが多く、下敷きは使われない。
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