石川県・富山県・福井県の全部と岐阜県・滋賀県の一部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/30 22:27 UTC 版)
「金沢師管」の記事における「石川県・富山県・福井県の全部と岐阜県・滋賀県の一部」の解説
1888年の師団制採用から、師団と師管は同じ番号で対応するのが原則で、金沢に司令部を置く第9師団が周辺数県にまたがる第9師管を管轄していた。しかし、日中戦争が泥沼化して大陸に送り込んだ師団を呼び戻す見込みがなくなると、第9師管には新設の第57師団を置くことにした。やや劣る戦力の師団を用意して内地の守備を固める意図があった。これにあわせて番号をやめて地名をとることにした。そこで、1940年7月24日制定(26日公布、8月1日施行)の昭和15年軍令陸第20号で陸軍管区表が改定され、金沢師管が置かれることになった。。 師管の範囲は以前と同じで、石川県・富山県・福井県の全域と、岐阜県・滋賀県の一部である。岐阜県では北部の飛騨地方の全域、大垣市など美濃地方の西部が含まれた。美濃西部は具体的には大垣市と安八郡・海津郡・揖斐郡・不破郡・養老郡である。滋賀県では、彦根市と高島郡・伊香郡・犬上郡・愛知郡・東浅井郡・坂田郡で、県の北部にあたる。師管は4つの連隊区に分割されたが、石川県と一致した金沢連隊区を除き、県とは一致しなかった。金沢師管は、東部軍管区に属した。 金沢師管(1940年8月1日から1941年3月31日まで)金沢連隊区 富山連隊区 敦賀連隊区 福井連隊区
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