石川吉右衛門とは? わかりやすく解説

石川吉右衛門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/16 01:27 UTC 版)

石川 吉右衛門(いしかわ きちえもん、1919年10月23日 - 2005年8月12日)は、日本法学者

専門は労働法東京大学名誉教授。末弘厳太郎門下。「労働法の権威」と呼ばれた[1]

労働行政の場においても、公共企業体等労働委員会会長や中央労働委員会会長を歴任するなど活躍[1][2]。中央労働委員会会長在任中(1984年11月~1992年10月)には、パンアメリカン航空の労働争議仲裁や、いわゆるJR不採用問題でJR国鉄労働組合の両者に対し和解を促す「最終解決案」の提示などを行った[2][3]

経歴

千葉県木更津市にて誕生[1][2]1937年東京府立第四中學校卒業。1940年第一高等学校卒業。1943年東京帝国大学法学部卒業。1948年同大学院法学研究科(旧制)修了。

東京大学法学部助教授。1962年、東京大学法学部教授。1977年東京大学教養学部教授を務め、1980年、東京大学定年退官し、同名誉教授。同年、千葉大学人文学部教授。

1985年東海大学法学部教授。1992年、東海大学退職[2][4][3][5]

この他、司法試験考査委員、中央労働基準審議会会長、中央労働委員会委員などを歴任し、1978年藍綬褒章、1991年勲一等瑞宝章を受章した[4][6]

主著

出典

  1. ^ a b c 毎日新聞2005年8月13日東京朝刊31頁
  2. ^ a b c d 東京新聞2005年8月13日朝刊27頁
  3. ^ a b 読売新聞2005年8月13日東京朝刊31頁
  4. ^ a b 以上について、『東海法学 9号』東海大学法学部, 1993年506頁以下
  5. ^ ジュリスト723号13頁
  6. ^ 「秋の叙勲 勲三等以上および在外邦人、帰化邦人、在日外国人、外国人の受章者」『読売新聞』1991年11月3日朝刊

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