矢木元男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:12 UTC 版)
波子の夫。国文学科出の日本文学史家。大学に籍を置き、地方の学校へも講義に行く。髪が長い。外見は温厚な美男子で、円満で柔和な顔。幼少に父親が早世し、女子高等師範出の女教師の母の手一つで育てられた。妹がいる。貧乏書生上りで、波子の元家庭教師。母の意図で波子と結婚。戦後は、細かい出費にも苦情を言い、妻のやり方を監視。家族に内緒で自分用の貯金をしている。日本が敗けて心の美が滅んだ、自分は古い日本の亡霊だと妻に言い、戦争恐怖症となっている。波子以外の女を知らない。
※この「矢木元男」の解説は、「舞姫 (川端康成)」の解説の一部です。
「矢木元男」を含む「舞姫 (川端康成)」の記事については、「舞姫 (川端康成)」の概要を参照ください。
- 矢木元男のページへのリンク