直観的な例:時計算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 23:40 UTC 版)
合同算術は整数の算術体系を、特定の値に決められた「法(ほう)」を用いて修正したものである。 一つの例として、アナログ時計の針の指し示す時刻の「足し算」を記述する「時計算」を挙げる。具体的に、9時をスタートとして4時間を加えると、普通にいえば13時になるはずだが、実際には1時とも言う。同様に、0時をスタートとして7時間の3倍経つと21時であるが、9時とも言う。 基本的に 12 に到達するごとに 0 に戻るのであって、これは法 12 で考えているということになる。先の例では 9 と 21 は法 12 に関して合同であると言う。より一般に 9, 21, 33, 45, …etc. は法 12 のもとで等しいものと考える。 文字盤に任意個数の整数の書かれた時計を想像すれば、一般化は容易であり、計算もできる。
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