盥廻

隠語大辞典

盥廻

読み方：たらいまわし

1. 共謀詐欺犯－例へバ数人共謀シテ犯人タル無権利者ガ、他人ノ土地建物ナドヲ自己所有ノ物件ニ装ヒ、他ノ共謀者ハ中間ノ周旋人或ハ案内者等偽称シ、該不動産ノ売買若クハ抵当貸借名義ノ下ニ、相手方ヲ欺罔シ財物ヲ騙取スルガ如キ手段ヲ云フ。〔第三類　犯罪行為〕
2. 詐偽の一手段。甲乙二人共謀して価値少き山林鉱山等を無法に高く売り付け利益を分配するもの。
3. 盥廻し共謀詐欺犯。例えば殺人共謀して犯人たる無権利者が他人の土地建物などを自己所有の物件に装い共謀者と共に不動産利用の財物騙取する手段を言う。
4. 詐欺の一種で、共犯の一人が所有するほとんど無価値な土地山林の売買を企て、一名が買手をよそおい、被害者を発見し、その利慾心をそそって無法な高価で売りつける方法。〔一般犯罪〕
5. 仮装売買。
6. 詐欺の一種で共犯の一人が所有するほとんど無価値な土地山林の売買を企て、一名が買手をよそほい被害者を発見し、その利慾心をそそって無法な高価で売りつける方法をいう。

分類 会社・株式／経済、犯罪

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。