盆・箱、関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 00:11 UTC 版)
点前の必需品を納めたり、さまざまな雑用に利用される道具。 乱箱(みだればこ) 四方盆(しほうぼん) 志野袋(しのぶくろ)- 志野流四方盆手前時などに使用する香木・銀葉を入れておく総包の一種であり、金襴緞子や錦などの布で作る底付昨日丸巾着。元来、香会に参会するときにお香数種を入れて各々が持ち寄るものであった。紐の結びは、基本表十二か月の花結びに、裏十二か月も存在し、長緒、三つ輪、雄雌蜻蛉、封印結びなどが伝わる。入門後、口伝により志野流家元から結び方を伝授してもらう。 長盆(ながぼん) 重香合(じゅうこうごう) 総包(そうづつみ)- 志野流では特に「志野折」(しのおり)と言い、ふく包という風流な往古の折形を初代志野宗信が香包に用いたのが最初と言われている。折形が難しいので宗匠にお願いして折ってもらって用いたというところから「志野殿折」と呼ばれ、やがて殿の字を抜いて「志野折」というようになった。
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