発見と生成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 09:05 UTC 版)
1854年にアルゼンチンのコルドバにあるコルドバ山脈鉱床で発見され、フランスの鉱物学者アルフレッド・デクロワゾーに因んで命名された。小さなプリズム状またはピラミッド状の結晶となり、しばしば結晶集合体や鍾乳石状の集合体(繊維状結晶からなる房状の塊)を示す。 デクロワゾー石は、鉛鉱床の酸化帯に産し、関連する鉱物には、緑鉛鉱、褐鉛鉱、モリブデン鉛鉱、モットラム石、ミメット鉱、白鉛鉱等がある。 ナミビアのオタビ山地には、かつて世界最大のバナジウム鉱床があると考えられていた。デクロワゾー石やモットラム石は、これらの鉱床での主要な鉱物であったが、現在では掘り尽くされている。その他の採掘場所としては、アルゼンチンのコルドバ山脈、シエラ郡 (ニューメキシコ州)のレイク・バレー、ペンシルベニア州のフェニックスビル、オーストリアケルンテン州のObir等である。
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